石切1泊2日「読む・書く・残す」探求合宿

公開日: 2015-09-19 企画の案内


大谷さんの仕事は編集をすることだ。

編集とは、誰かの書いた言葉を
自分の責任で編み直し、形として完成させること。

その大谷さんは「編集をするのは命がけだ」と言う。

それは、『文章とは作者の見た世界を丸ごと詰めて
固定した「作者の死体」のようなものだ』
という彼の認識から来ている。

だから、大谷さんにとっての編集とは、
他者の「死体」を動かしたり、ときに切りとって、
必要なら何か別のものを付け加える行為のことだ。

でもなぜ、世界の詰まった「死体」と言うほど
尊厳を持っている文章に、そんなことができるのか。

それは、大谷さんがその文章を誰よりも「読ん」でいるからだ。

作者が見た景色を真空パックのように詰め込んだ文章を、
できるだけ壊さないように、形が崩れないように、
自分の色を混ぜたり価値があるとかないとか判断したりせず、
ただ、書いてあるそのままを読む。

編集をする最初の一歩目、そうやって大谷さんは「読ん」でいる。
そうして、読まれた文章は大谷さんの中で生き始める。
だから、大谷さんにとって「読む」ことは、
作者が生きた世界を、自分がもう一度生きる、ということだ。

誰よりも真剣に作者の生きた世界を生きることができたとき、
ぼくたちは初めてその世界に対して、自分の責任で触れ、
そこにあるものを動かしたり、消したり、全く新しいものを
持ち込むことが可能になる。

大谷さんにとっての編集とは、そのような行為のことだし、
誰かの作った世界に自分の責任で関わるということは、
作者への最大限の敬意の表れであり、
命がけでなければ行い得ないことだと思う。

純粋な意味での「書く」という行為は、
そのような行いを「自分」に向けて行うことで、
それは自分の生きている世界を「読ん」で、
編み直すということだ。

この二日間では、「読む」ことを通じて「書く」ことの
入り口までたどり着きたいと思っている。

ご一緒してくれる方を募ります。

小林健司


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▶日にち :9月19日(土)〜20日(日)

▶時 間 :9月19日(土)
      
11:00 開場・受付

      12:00~15:00 セッション1
      15:00~15:30 休憩
      15:30~18:00 セッション2
      18:00~19:00 お風呂
      19:00 夕食・その後懇親会

      9月20日(日)
       8:30~ 9:30 朝食
       9:30~12:00 セッション3
      12:00~13:00 昼食
      13:00~15:30 セッション4
      15:30~16:00 休憩
      16:00~18:30 セッション5
      18:30 終了・解散

   ※19日(土)当日は昼食をすませてお越し下さい。


▶内 容 :編集を仕事にしている大谷さんと
      書くこと、読むこと、残すこと、について、
      探求していきます。
      参加者の中の一人にじぶんが書いた文章を
      共有していただき進めていく予定です。
      我こそは、と言う方がいればお申込の際に
      お書き添え下さい。

     (申込多数の場合は先着順となります。)

▶場 所 :東大阪市内(近鉄石切駅から徒歩五分程度)
      ※お申込みされた方に集合場所をお伝えします。


▶参加費 :12000円(食事代、宿泊費込)
     ※当日受付けにてお支払いください。
     ※宿泊は基本的に雑魚寝です。寝袋をご持参ください。
     ※布団セットをご希望の方はお申し出ください。レンタル布団を注文します。
      別途2000円程度(1泊分)を頂きます。
     ※お風呂は会場(宅内)風呂もありますが、近くに銭湯もあります。
      1回500円程度です。


▶主 催 :大谷隆、小林健司
    


▶定 員 :10人程度
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