雑誌『言語』を発刊します
公開日: 2016-04-01 雑誌『言語』
本日4月1日に『言語』第一号を発刊します。
創刊号の今回は、同じく編集人である大谷さんの原稿と、
ぼくの原稿の二つを掲載しています。
2万字程度の原稿を紙面の関係で1万字程度で区切り、
続きは2号に掲載する予定です。
実はこんなに長い文章を書くのは生まれて初めてで、
でも、この10年位で学んだことや体験してきたことを
全力で文字として打ち付けて表現しました。
2万字でもまだ途中で、どこまで続くのか力の及ぶ限り書いてみます。
ぼくはこれまでいくつもの催しを開いていて、
時間や距離的に参加が難しいけど興味を持ってくれていた人や
催しはべつとして、これまでの関わりや動きの中で
興味を持ってくれた方に読んでもらえたら嬉しいです。
それから個人的な願いを少しだけ。
ぼくの大切な友人が
「ぼくにとって誰かに敬意を払うということは聞くことだから」
と言っていました。
その言葉は今も、ぼくの深いところではっきりと残っています。
誰かを大切にすることは、その人の言葉を大切にすることで、
大切にするというのは、注意深く丁寧に見ることだと思います。
たとえば家族や友だちが話す時、
たとえば学校や職場での関わりの中で、
暮らしの中で交わされる言葉がほんの少しずつでも、
丁寧に見られるようになったら、
ぼくは本当に世界が変わるんじゃないかって思っています。
でもぼくにできることとと言えば、まずはじぶんが見ることだけで、
掲載原稿はそうして自分の中にある言葉をできるだけ丁寧に見て、
一枚一枚の言の葉(ことのは)を紡ぎながら、織り上げました。
20代をNPOでの活動に費やしたぼくにとって、
唯一できる、そしてこれ以上ない「ソーシャルチェンジ」な活動は、
そうやって言葉を紡いだり、誰かの紡いだ言葉を丁寧に見ることで、
その試みの大きな挑戦として『言語』が今、あります。
雑誌の名前は堅いですが、どなたにでも読んでもらえるよう、
中身はできるだけ丁寧に言葉を紡いだつもりです。
ぜひ、ご一読いただければ幸いです。
4月1日に、冗談のような本当の願いを込めて、ご案内でした。
小林健司
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