ぼくの東京物語 その2 聡志とじゅんちゃん
公開日: 2015-06-02 ぼくの東京物語
岐阜の友人の結婚式。ここで聡志とじゅんちゃんと出会った。 |
東京・福島に行ってきました。
そのときの景色を少しずつ綴っていきます。
行く前の記事はこちら。
【いざ東京へ!自分で東京出張を作って行ってきます。】
【東京に続き、福島で円坐をしてきます】
その1 深夜バス
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東京に行くきっかけを作ってくれた「聡志」と「じゅんちゃん」と出会ったのは、昨年の10月、岐阜で農園を営んでいる友人の結婚パーティでのことだった。といっても、お互い初対面でベラベラと話をするタイプではなくて、そのときは簡単な挨拶をした他に、手づくりの結婚パーティの準備や片付けをするときに近くにいれば少し話をしたくらいで、それっきり特別連絡をとりあっていたわけでもなかった。
数ヶ月後の2015年1月1日、突然聡志とじゅんちゃんから一通のメールが届いた。文面はよく覚えていないけれど「2月に1週間ほど大阪に行こうと思っているので、一緒に人の集まる企画を開いたりしませんか。」というようなことが書いてあったと思う。
たった一回しか会ったことのないわりには随分思いきった提案だな、と頭では思ったし、返信をするのに少し時間はかかったけれど、今から思えばメールを見た瞬間から二人を大阪に迎え入れることは決めていたような気もする。なぜなのかは今でも分からない。聡志と僕は、「聞く」ことや「世の中を取り巻くお金」など、興味を持つものが似ていたし、じゅんちゃんと4人、夫婦同士で仲良くできそうな雰囲気も感じてはいたけれど、冷静に考えればそれだけで見ず知らずの夫婦と一週間を過ごす説明にはならない気もする。
後付けで理由を考えればそれっぽい物語にはなりそうだけれど、たぶん言葉で説明することにはあまり意味が無くて、このとき二人からの提案が無ければ東京へは行っていないこと、その提案を受けなくても東京へは行っていないこと、その事実がただぼくらの前に横たわっている。
もちろん、そのときのぼくらにはそんなことは分かるはずもなくて、今言えるのは、理由や事実の方がぼくらの後を追いかけて来ている気がする、ということ。
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