お金のインタビュー 高玉要さん その1

公開日: 2016-03-06 お金

「そう言う生き方をしたいんだなと思ったね。何に対してもね、丁寧に生きたい。」

高玉:やっぱり仕事の仕方としては、入り込んで向き合ってどうあるべきなのかを一緒に考えていった方が、ほんとはみんな幸せなんだろうなっていうのは思っ てる。仕事として入ってしまうと、やっぱり効率化を求められるので、“これだけの時間“と決まってしまう。それでは本質的な意味でその人が見えないかなっ て思うってんのよね。
    
僕がボランティアとして、趣味として仕事をしようと思ったら相当な時間投入できる。その事業所にとって本当にいいのはそっちなんやけどね。

冷静に考えたときに、お金ベースになっちゃうと「今日8時間関わったなー。」ってときに「こんだけ関わって600円かよ。」っていう考え方になっちゃうような気がして。

でも、それがボランティアとか言うくくりだったら納得してきてもらっているので、そう言う考え方には一切ならない。

自分としてはそう言う生き方をしたいんだなと思ったね。何に対してもね、丁寧に生きたい。

その人を知るって、数分じゃ無理やし、あくまで表面上のケアやんか。でもたぶん、どういう風に生きてきたとか、どういう風に考えてるかとか、ということを知る事でケアの方法が変わるんよね。

だから結局のところより良いサービスができるのはそっちやと思う。作業的にこなしてサービスを作るより、その人を深く知ってサービスができる方が、結果としていいサービスがその人に送れるんやろなと思うんやけどね。

だって、僕がそんだけ時間を投入する事で色んな問題がきっとでてくるやんか。1時間で聞けるような問題ってしれてて、そんな深いところまでは出してこな い。たぶん健司(聞き手:小林のこと)がコンサルを受けるとして、1時間で自分の本当に困っていることを全てだしきれるかっていたらそうじゃない。一つの お困りごとが出てきた事に対して、どんどん深堀していって本当の本質に気付くというのが基本的な流れだと思うんだよね

心開けるまでに時間がかかるし。その人の本当に求めているサービスにいくために、その人の本当に求めている事に辿り着くには、そう言う流れを組まなくちゃ本来いけない。

結局何となく今困っていること、表面上のこと出されて、それに対して「問題はこうですよね。」「これをした方がいいですよね。」って出されたところで、本当に解決しなくちゃ行けない問題には多分到達できてない。

なので、やっぱりじっくりと向き合ってっていう生き方っていうか、全てにおいてそうありたいんだなーというのは思ってる。出来てる出来てないというのは別にして。そうありたい。

すべてにおいて丁寧にそうありたいと、手楽器(「手づくり楽器の森」という、高玉氏が創った“子どもが手作りの楽器を作る活動”を行っている団体)にして も、“子ども一人をとことん見守る。”っていうミッションというのはそこからきてる。一緒に居る3時間なら3時間を、お互い集中してとことん過ごす。その 上で彼を知る、お互いを知るって言うね。

そういうことを考えて今活動しているってことは、やっぱり僕はそうありたいんだろうなーと思う。そこにお金っていうキーワードはあんまりない。その瞬間 に、お互い全く考えてないと思う。だから気持ちいい。関係性として気持ちいい関係性が築けるんじゃないかなとおもうけどね。
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