「ことわ坐」 はじめます!

公開日: 2016-11-29 企画の案内

引っ越しの記事を書いから約5ヶ月。

実質4ヶ月という、業者並みのスピードで家を建てて、
すでに新居で暮らし始めております。
(作業がハードすぎて途中経過をアップする余裕がありませんでした。。)

家をたてる様子や、家造りに興味がある人向けの発信は後日するとして、
家を建てたら、動きたいことがフツフツと湧いてきていて、
形になってきたのでお知らせします。

大阪での暮らしや仕事を手放し、滋賀にパートナーと身一つで移り住み、
家も完成して、さあこれから何をしていくんだ?
と考え始めたときは、プレッシャーや怖さで、考えがブレまくりましたが、
やっぱりぼくのど真ん中にあるのは言葉とか言語、というテーマみたいで、
そういうものを生業として営んでいきたい、そう思い至りました。

あるのは会場となる家だけで、それ以外は何もない。
ここがぼくのスタート地点であり本拠地。
ここからはじめます。


以下ご案内
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【「ことわ坐」 はじめます。】

ことばの力を体感し、話すこと聞くことの視界を広げる場、
「言葉(ことば)」の「業(わざ=はたらき)」を感じる「坐(あつまり)」、
それが「ことわ坐」です。

故事成語の諺(ことわざ)に詳しくなる会じゃありません。
(そういう企画も面白そうだけど。笑)

言葉、というと話されたり書かれたりしたものだけをイメージしがちですが、
「言の葉(ことのは)」と言うように、木に例えるなら言葉は葉っぱで、
もとをたどっていくとそこには枝があり幹があり根っこがあります。
さらにその周りには土や水も。

ぼくは言葉にとっての幹として「意識」を、
根っことして「存在」を当てはめることができると思っています。
だから、言葉のはたらきを丁寧に見ていくことは、
人の存在そのものをじっくりと味わうことに他ならず、しかも、
さらによくよくみていくと、
その存在同士は土や水をとおしてつながりあっているという
ミラクルなことまで視野に収めることができます。

ぼくは霊能者じゃないし、オーラだって見えません。
けど、言葉を一つ一つ見ていけば、ぼくたちは根っこでつながり合っていて、
一人ひとりが全くオリジナルな、唯一無二の存在だということくらいはわかります。

一枚一枚の葉っぱが、どれほど多くのことを語っているか。
同じ葉っぱなんて一つとなくて、どれもゆたかに幹や根とつながっています。


で、何をするのか、というと・・・何もしません。笑
ただ、集まった人と一緒に坐ります。
で、話したくなったら話します。それだけ。

だって、単なる記号や情報としての言葉じゃなく、
意識にもならない存在までを視界に入れるにはそうするしかないから。

え?大丈夫?それ面白いの?

と思った人は、
きっと一人ひとりの人間が持っている豊かさや
自分自身の豊かさをなめてるんじゃないかとおもいます。
かくいう僕も人や自分の豊かさをなめきっていたし、
今でもグラグラと揺れたりします。


でも、やるたびに「こんなにも自明のことを何で信じられなかったのだろう」
と恥ずかしくなるくらい、人ってほんとうに豊かであきない。

たった一人の方が来るだけで、どれほど豊かな時間が過ごせたか。
どれほどたくさんの人が参加したときであっても、
一人抜けただけで別のグループのように違う空気になることか。


「モノは豊かになったけど心は貧しくなった」という言葉をよく聞く時期がありました。
たしかに、物質的には今の日本という国は歴史上まれに見る豊かさを
実現しているのだとおもいます。
けれど、心はいつだって豊かなんじゃないでしょうか。

ただ、物質的な豊かさがそれを見えにくくしている、というのがぼくの見解です。
夜空の星が見えなくなったからって、星の数が減ったわけじゃない。
満点の星を見たいなら、明かりを消せばいい。


人そのものの豊かさに触れたいなら、余計なものを取り除くだけでいい。


そういえば少し前に、「葉っぱ一枚あればいい♪」っていう歌がありましたね。


ぼくもそう思います。言の葉一枚あればいい。



まあ、実際にはたくさんの言葉を話すことがほとんどですし、
きれいそうなことを書きましたが、暗くなったら怖いし、
大嵐になったり、吹雪いたり、そういう危ない(ように見える)ものも
内包しているのが人の心や存在なわけで、
そういうものを見守る役としてぼくは一緒に坐ります。


小林健司



・日時:2017年1月7日(土)13時頃〜9日17時頃(月祝)

・流れ:1月7日(土)
     13時  開場
     13時半 一つ目の坐
     16時半 休憩 
     17時  二つ目の坐
     19時半 夕食 任意で懇親会
          入浴・就寝

    1月8日(日)
     8時頃  朝食
     9時   三つ目の坐
     12時  昼食 休憩
     13時半 四つ目の坐
     16時半 休憩
     17時  五つ目の坐
     19時半 夕食 任意で懇親会
          入浴・就寝

    1月9日(月祝)
     8時頃  朝食
     9時   六つ目の坐
     12時  昼食 休憩
     14時  七つ目の坐
     17時  終了

    ※当日の状況等によって変更する可能性があります。

・会場:すぺーす ひとのわ
    滋賀県大津市北比良970−174
   (最寄り駅:JR湖西線 比良駅)
    2016年の6月からセルフビルドで建てはじめ、
    11月に完成したばかりのログハウスです。
    「ひとのわ」という名前でHPなど作る予定ですが、
    まだ作成中。
    駅からの経路や住所などは申込後にお送りいたします。

・定員:8名
    
・参加費:30,000円(2泊3日 宿泊・食事付き)

・申込:kkenjik@gmail.com まで
 -お名前
 -電話番号
 -その他(何かあればご自由に)
 全員は難しいですが、遠方の方で前泊後泊の希望がある方は
 ご相談ください。できるかぎり対応します。

・食事:食事は、小林健司のパートナーなっちゃん(小林直子)が作ります。
 ぼくが言うと身内びいきみたいに聞こえますが、
 なっちゃんは、これまでいくつもの宿泊の催しなどで食事担当をしています。
 素材の味を活かすためにちゃんとひと手間かけた料理を作るのが好きみたいで、
 彼女なりに普段から食材とか調理方法を探求する姿を、
 ぼくは普段からよく見かけます。
 マクロビとかオーガニックとか、そういう専門家じゃないし、
 ときに、試食させられた料理が激辛でお腹を壊したりしてますが、
 食べていただいたお客さまには満足してもらえているようです。 
 滋賀は野菜を作っている場所がたくさんあったり、
 新鮮な日本海の魚が入ってくるので、食材もおいしいです。

・宿泊は、琵琶湖を眺められる一戸建ての施設を貸し切りか、
 近所のログハウスを利用するか調整中です。追ってご案内します。

・近くに温泉があるので期間中どこかで行きたいと思います。(温泉は実費)
 雪が降っていたら、雪見風呂になるかも、です。


・会場の様子
 




・なっちゃんが作った料理(の一例)
 


  

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3 件のコメント :

  1. ついにけんちゃんなっちゃん再始動!
    おめでとう!

    久しぶりにけんちゃんの言葉が読めてホクホク。
    身体のどこかで滞ってたものが流れ出した感じ。
    不思議だなぁ。

    うーん、行きたいなぁ。
    また一緒に坐りたい。

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  2. さとし! コメントありがとう。
    Facebookのシェアもビックリ&うれしかったよ。笑
    そんな風に言ってもらえて光栄でこちらこそホクホク。
    うん、ぼくも一緒にさとしと始まりの景色を見てみたいよ。

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    1. なんか、コメントの行間が重なって読みにくいね。。

      直す技術がないのでしばらくこのままかも。

      けど、嬉しかったよー。

      削除