ゆくくる　山口の円坐とミニカウンセリング探求会　のお知らせ

公開日： 2017-04-07 企画の案内

長崎から帰る車の中で、思いついたようにあっこちゃんと連絡を取って、下関で会うことになった。

真ん中があっこちゃん

４人とあっこちゃんで、スカイプの打ち合わせをしたけど、やっぱり会ってみないとその人の雰囲気までは分からないもので、スカイプでお話したときより何倍も魅力的に感じた。

4/30のミニカウンセリング探求会の会場にもなる「UZUハウス」というゲストハウスに、おにぎりとみそしると漬物という、想像をはるかに超えるうれしい朝食を持ってきてくれたあっこちゃんは、自分の分は食べずに、たまたまキッチンスペースに相席していた２０歳前後の若者に「あんた、あんまりええもんたべとらんじゃろ、食べ」と、親戚かのごとく、当然の手つきでおにぎりとみそしるを振る舞っていた。

イベントスペース　ここが会場

カフェスペース

景色がいい屋上。タンカーが近くを通る。

これに味をしめた僕らは、そのあと山口や岡山の「とじるツアー」の現地協力者のもとを訪ねるのだけれど、それはまた別のおはなし。

朝食を食べならが、円坐の会場となるお寺も見ていこうとなり、すんなり見れることに。あたり前のように見学させてもらったけれど、こうしてスッとことが運んでいくというのは、すごいことだと思う。「お寺というのは閉じることがない場所」というお話を聞かせてもらったけれど、あの話もまた当日、聞かせてもらえたらいいなぁ。

円坐の会場

お寺の外観。

小林健司



【以下、さとしからのご案内】
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ゆくくるとじるツアー山口編「ゆくくる山口　ミニカウンセリングと下関円坐」のご案内です。

今年2017年、ゆくくるの4人はそれぞれの友人・知人を訪ね、西日本を巡ります。いつかの出会いから時を経て、今の僕たちが出会い直すこと。それはいつかの出会いが、今の僕たちだからこそ語れる言葉で語り直されること。語られる言葉は「いつか」と「今」をつないでくれる。線の端と端をつなぐと閉じて輪になる。僕たちの出会ってからの時間は、閉じて輪になって、僕たちの中でめぐり始める。と（綴）じた本はこれから何度もひらくことができる。とじたからこそはじまる時間があるよね。そんなことを語り合った僕たち4人の友人知人をめぐるツアー。題して「ゆくくるとじるツアー」。

山口でめぐる友人は、あっこちゃんこと宇山晶子さんとしゃちゅーこと高崎知耶さんです。２人とは２０１３年の冬に栃木で開催されていた「地域で仕事を創る塾」に参加したときに出会いました。３人は地創塾第８期生の同期です。あっこちゃんは当時、地元の下関から毎月一回栃木まで通っていました。それだけでもすごいなぁと思っていたけど、地創塾卒業後もしょっちゅう東京にいたり、全国のいろんなところに行っていて、１０００キロも離れたところに住んでる人とは思えないほど、よく東京で見かけてました。のちにあっこちゃんの地元は「日本」と呼ばれるようになりました。最近は結婚してあまり下関から出なくなったけど、本当はいろいろなところに行きたくてうずうずしてるらしい。下関だけに。

元々は薬剤師だったかな、関心どころは食と健康。パーマカルチャーとかも好きみたいで、地元でもそういう人たちとのつながりがあるみたい。ある時はお寺で働いていたり、地元の人たちとも対話のイベントなんかもひらいていて、いつか一緒に企画したいねーと言っていたら、ついに今回実現することになった。

しゃちゅーは元々は東京の人で、地創塾に通っていた頃は確かサラリーマンだったけど、気付けば会社を辞めていて、気付けば山口に古民家の空き屋を見つけていて、気づいたら移住していて、気づいたらカフェをひらいてました。カフェの名前は「itonami cafe」。古民家を友達と改修して作ったオシャレ＆味わいのあるお店で、作家さんの作ったお皿とかが並んでたり、オススメの本が並んでたり、子育て中で赤ちゃんが泣いてたり、薪ストープが暖かったり、ずっとのんびりしていたいカフェ。奥さんの作るパンのランチプレートとカレーもとても美味しかった。

３月の中旬、とじるツアーの下見で鹿児島に行ったときの帰りに山口に寄って、アポ無しでitonami cafeにランチを食べに行った。しゃちゅーとは３年ぶりの再会だったけど、すごい驚いてたけど、久しぶりーと言いながら、そのまま普通に、３年前の時と同じように、３年間なんかなかったかのように、自然にお互い話していた。

時間って何なんだろうなって思う。きっと一カ月ぶりでも、１年ぶりでも、１０年ぶりでも、「久しぶり」って言って昨日も会っていたかのように普通に話せる気がする。初めて会った日だとしても、親しくなってしまえば、昔から知っていたかのように数時間で「懐かしい友人」のようになることもある。地創塾の８期のメンバーはそんな人たちが多かった。というか最近会う人はそんな人ばかりだ。

山口では、しゃちゅーの近所の人たちとご飯会をする予定なのと、あっこちゃんの知り合いに声をかけてもらって、ミニカウンセリングと円坐と影舞のイベントをする予定。どんな人たちが来るか分からないはずなのに、楽しみに思えるのはなんでだろう？

僕のただの期待に過ぎないと言ってしまえばそれまでだけど、なんだか、しゃちゅーの暮らしの中にいる人たち、あっこちゃんの暮らしの中にいる人たち、その人たちと会うことも全部含めて、しゃちゅーとあっこちゃんに会いにいくということなんだと思う。

友達のお母さんに会ったとき、その友達のことがより分かったように感じたり、友達のパートナーに会ったとき、その友達から感じる雰囲気により奥行を感じられたりすることがある。

僕たちは、他人の影響を受けているどころか、そもそも影響の集合体として存在し、今を生きているように思う。

再会を懐かしく思ったり、初めて会った人にも親しみを感じるのは、その人の中に見えた親しい誰かや自分を見ているのかもしれない。

これを突き止めると、もう誰が誰に会いにいくのか不明になってしまうけども、新しくも懐かしめる出会いと共に、気心知れた友人と出会い直す旅として、山口を訪ねます。

＜ゆくくるとじるツアー　山口編＞

詳細：
●４月２９日（土）夜　しゃちゅーとご飯会（非公開）
●４月３０日（日）１３：００～１７：００　「ミニカウンセリング探究会」
　場　所：ゲストハウス「UZUハウス」イベントスペース
　参加費：３，５００円
●５月０１日（月）１０：００～１７：００　「下関影舞円坐」
　場　所：「妙蓮寺」７５０-００６３　下関市新地町２－６
　参加費：５，０００円

定員：各８名程度
世話人：宇山晶子
主　催：「ゆくくる」（小林健司、小林直子、中尾聡志、中尾絢子）

「ミニカウンセリングとは」
15分間、聞き手が話し手の話を聞き、その15分間を逐語録に起こし、言葉を辿りながら、その１５分間を集まった方たちと丁寧に見ていきます。

「円坐とは」
集まった人たちと丸くなって坐り、はじまりから終わりまでの時間を一緒に過ごします。目的やテーマなどは無く、話したいことがあれば言葉にし、特に話すことが無ければ静かにしていたり。自由に過ごします。その時々に起こることを丁寧に辿りながら、一期一会の場を共にしたいと思っています。


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