お金の”坐” 〜人間中心に生きる人のためのお金学〜

公開日: 2014-09-30 企画の案内

小林けんじ よりご案内

橋本久仁彦さんの円坐(エンカウンターグループ)に触れて、
”きく”ことを、人生のいろんな場面でするようになった。

組織の中、依頼された仕事の中、友人の言葉、
国・行政との関わり、住むこと、食べること、暮らすこと、
いろんなところで、じーーっと、耳を澄まして人の言葉を聞き、
勝負したり、負けたり、逃げたり、仲間が増えたりしながら生きてみた。

そこで、ずーっとふしぎだなぁ、と思っていたのは、
「お金」にまつわることだった。

目の前の人の話をしているはずなのに、
”組織”とか、”家族”とか、”将来”というモノが入ると、
とたんに、ひとじゃない”何か”が中心になっている。
よくよく”見聞き”していくと、それはどうも「お金」らしかった。

「なんだ、お金のためにしているのなら、そう言ってくれれば
一緒に遊べたのかもしれないのに・・・」
なんて、後になって切ない思いをすることもあった。

でも、どうやらぼくらは、生まれたときから
「お金」にまつわる構造の中にいるらしく、
その構造に乗るも反るも、距離をとるもとらないも、
まずは、その構造をみることからしか始まらないらしかった。

ここでは、ぼくがこれまで読んできた本や、聞いてきた話、
誰かと話す中で見つけたことや、映画をみて思ったこと、
それらを並べて、目の前にいる人と話す場にする予定。

たぶん知識や情報は、じぶんが見たり聞いたりした経験と
つながらなければ、ただの文字や数字なのだと思う。
だから、ここでは、ぼくは情報提供者としてお話はするけれど、
同時に集まった人の話に耳を傾けたいなぁ、と思っている。
”目の前にいる人”のことを”きく”ことこそ、
「お金」にまつわる構造を見るために必要だと思うから。

なので、何かを教えてもらおう、という人には合わないかも。
円坐のように、たっぷり沈黙もとりながら、その場にいる人を中心に、
その場にいる人とお金のことについて話し、それぞれが視野を広げていく、
そんな時間になるといいなぁと思う。

フェンスワークスからは、橋本仁美ちゃん、山本明日香、
小林直子の3人が事務局として参加予定。
彼女たちの話を聞くのも、楽しみの一つ。


*参考までに
今までのところ、
こちら http://hitotookane.blogspot.jp/
と、こちら、http://hitotookane.jimdo.com/
に、小林の考えや学びを少しずつ書きためています。
ただし、本格的に書きはじめたのはこの9月頃からなので、
まだまだ、書ききれていないこともたくさんあります。
(11月の当日までには、もう少し書かれているものは
増えている予定ですが。。)

ぼく(小林)が、どんなこと考えているものか、
参考になればと思います。当日の情報提供も、
ここに書いているものを中心にする予定です。


============================
「お金の”坐” 〜人間中心に生きる人のためのお金学〜」
============================

◎日時:2014年11月23日(月)10:00-17:00

◎場所:東大阪市石切(会場詳細については、お申込み後お知らせいたします。)

◎内容:最初に小林けんじからの情報提供の時間をとったあと、
    その場にいる人が語りたいことを語りたいタイミングで話していきます。
    もちろん、話したいことがなければ聞き手のままでもかまいません。
    テーマつきの円坐(エンカウンターグループ)のようなイメージです。

◎参加費:3,500円(昼食代含む)※参加費は当日受付時にお支払ください。

◎申込・問い合わせ先:
   E-mail fenceworks2010■gmail.com(■を@に変換してご利用ください)
   TEL・FAX 06-6568-9700(フェンスワークス)
   ※事務所不在の時間もあり、できるだけE-mailでお願いいたします。
   
★夜は、懇親会を開催する予定です。お時間ある方はぜひ続けてご参加下さい。
 また、前後日のワークショップへ続けてご参加いただく場合は、会場への宿泊も可能です。
 詳細は「フェンスワークスがお送りする3日間」をご覧ください。

◎主催・世話人:小林けんじ




*付録挨拶文:11月23日にいたるまで

ぼくが初めてフェンスワークスの人とつくった場は
2012年の6月に開いた「お金の回」という、
(今考えると)わかりにくい名前のものだった。笑

それから、名前は「お金の円坐」になったり、
発展?して「お金のコンステレーション」をしていたけど、
2013年の夏頃から、ぱったりやらなくなってしまった。

結婚したり、引っ越したり、生活環境が変わったのもあるけれど、
たぶん、”丁寧にきく”ことをしながら生きることに
必死だったからだと思う。
でも、同時にそれまで買ったまま積まれた本をなぜか読みたくなったり、
録りっぱなしだったお金のインタビューを急に文字お越ししたくなったり、
今から思えばいろんな知識や情報を得て、”生きることに必死”な実践と
合わせて消化していたのかなぁ、と思う。

今回、この企画を11月の3日間の催しの中で行うのが実は怖かった。
一年ぶりにやるということもあるけど、
前日はそうくんの円坐、翌日はモーリーの縁坐舞台、と
”ちゃんとした”非構成(ちゃんとしたってなんだろう・・)に
挟まれて、じぶんだけ毛色が違うような気がしてしまったので。

でもやっぱり、案内文を書いて思うのは、
じぶんは円坐や縁坐舞台で行う”きく”という行為を、
日々の暮らしや働く中でどうやって実践するのか、というところに、
とっても興味があるんだなぁ、ということだった。

いやそうくんだって、モーリーだって、日常の中で
”きいている”し、実践しているのだけど、
心理学やセラピーをしっかり学んだこともなく、
ただただ、”フェンス”の周りにいる人から聞いた”きく”をたよりに
自分なりにやってきたことってこれしかないな、とあきらめがついた。

よろしければ、お越しください。
  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿