「あなただけよ」の表とウラ

公開日: 2014-10-15 日記

週末に行った岐阜の友人の結婚会場。
本文とは関係ありません。


「あなたにしか頼めないことがある」
なんて言われると、ホロリと引き受けたくなる。
「あなたと一緒にいると落ち着くの」
なんて言われると、ホロリと真に受けたくなる。
ほんとうは相手にそんな気がなくて
ぼくの持っている”なにか”が目当てだったり、
”そのときだけ”のほんとうの言葉であったとしても。


そういえば、仕事でも、恋愛でも、
じぶんのことを丸ごと受け入れてくれる「コトバ」に
何度となく痛い目をみてきた気がする。
単なる言葉を「つながり」として大事に抱えたり、
嫌なことでも「つながる」ためにどんどん受けとったり。
両手がいっぱいになって、重さで手がしびれても、
つながりを落とさないように我慢する。
そんなことをしてきたなぁーと思う。

でも、ほんとうにぼくを見てくれている人は、
決して「つながり」なんていうなまやさしいものを
出してきたりはしなかった。
ちゃんと、その人自身でいてくれて、
ぼく自身を見て、言葉をつかっていた。
それがたとえ、ぼくの受け入れにくいことであっても。


ぼくのことを見ていないのに、
”ぼくの言葉”を話しても通じるはずもなく、、、
じゃあなんで、「あなただけよ」なんて
言う必要があるのかと考えると、
相手こそ、「つながり」を必要としているんだろう。

必要なのは「つながり」であってぼくではない。
それなら、ぼくであってもなくても同じことだ。

このセリフ、
「つながり」を「お金」にかえても成り立ちそう。


最初から、つながり(で得られるもの)やお金が
目当てだと分かっていれば、こんなに難しくはないのに、
やっぱりそれじゃ色気がないんでしょうね。







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