無かったことにはできない感情と大学生の話
人があつまれば関係が生まれる |
最近、大学関係の仕事をすることがあったので、
そこで考えたことをがあります。
大学生と接していると
「ほんっとに素直だなぁー」と驚くことがよくあります。
例えば、
何気なく進めている会話で、急に不機嫌になりだしたので、
「どうしたの?」と聞くと、
「いや別に」との返事。。。
「いやいや、全然別にっていう感じに見えないんだけど」
という会話を繰り返して、ようやく、
「さっきの話で、じぶんの考えていることもあったのに、
違うやり方で進んで行くことになったから・・・」
という答えが聞けたりします。
「え、そんな理由だったの(笑)」
ぼくも含めて、周りにはその学生の意見を封じたつもりが
まったくなかったので、その時はそれで一件落着でした。
しかし、学生と接してると、こんなことが次次に起こります。
そんな経験をしていると、普段お付き合いしている社会人の人は、
上手に話せるように立ち回ったり、
話せない感情を抑えていた人もいるのかもな、
と思うようになりました。
でも、ぼくは学生がじぶんの感情をもてあまして、
どうしようもなく表に出ている様子が、けっこう好きです。
「めんどくさいなー」と思う時も当然ありはするものの、
とっても分かりやすく感情表現しているところが、
ピュアというか、若いというか、人として関わりたくなる
温度を感じさせてくれます。
おっさんっぽい発言だなー、と思いつつ、
彼らとの年も10才以上離れてきているし、
当然なのかもしれません。
なんていいながら、
ぼく自身こそ、
「感情をコントロールすることは、社会人としての必要な態度だ」
と思ってトレーニングしてきた人間なので、
最も気をつけるべきは、じぶんのこと、
だったりするんですが・・・
そういった感情を無かったことにして、
効率を求めるような関わり方ではなく、
感情もぜんぶひっくるめて、その人と一緒に
話をしていけるような、仕事だろうがプライベートだろうが、
せっかくならそんな関わりをしたいと思う。
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