石けんやシャンプーを使わなくなってアトピーが治まった話

公開日: 2014-11-21 暮らし

数年前に行ったキャンプの下見。
子どもの頃、キャンプに行くとゆっくりお風呂に
入れないのが嫌だった。

お風呂に入るときに、石けんを使わなくなって7年、
シャンプーやリンスを使わなくなって3年くらいが経つ。

もともと軽いアトピー性皮膚炎を持っているぼくは、
二の腕の内側や、ふくらはぎの内側、
横腹の背中に近いところ、など、
身体のあちこちにかゆいところがあったのだけれど、
それらは石けんを使わなくなってからぴたっと止まった。



身体のかゆみが止まったのが分かったので、
「もしかして頭も同じなんじゃないか」と思って、
シャンプーやリンスも使うのをやめた。
以前は毎日頭を洗わないとかゆくなっていたけれど、
今では 2、3日なにもしなくても平気。
シャンプーを使っている時よりも
フケも抜け毛も少なくなった。

もしかして、臭いがするのではないかと気になって、
周りの人にしつこく聞いてみたりしましたが、
特に問題はないようです。

そういえば、7年前は、身体のかゆみを感じると、
そこに塗りこむように石けんを使って洗っていた。
状況はどんどん悪くなる一方で、ひどいときは
顔にまでカサカサ肌の症状が出た。
(普段は足や腕がカサカサになるくらいでした。)

考えてみれば、身体には必要だから出ている油分や
免疫をつけるうえで必要な微生物もいるわけなので、
それらをきれいに洗い流し続けたらどうなるか、
という当然の結果だったような気もします。

経済成長なき社会発展は可能か
(セルジュ・ラトゥーシュ著、作品社)
では、ある石けんメーカーが、社会貢献活動として
アフリカにある村に無料で石けんを配布したところ、
伝染病などの発症率が下がったが、
メーカーの都合で活動を撤退したら、村人が
それまでかかったことのなかった病気になった。
という話が紹介されています。

ぼくが生まれたときから、お風呂に入ったら
石けんとシャンプーを使って身体を洗うのは、
「常識」として存在していた気がしますが、
一体いつからそれが生まれたのか、不思議です。

教育や医療など、高度経済成長の頃に生まれた
いろんな枠組みについて「時代の変化に遅れている」
と言って変化の必要性を話しているのを聞きますが、
身近な暮らしの仲にも、そういうものはある、というお話。


ちなみに、
最近は、そもそもお風呂に毎日入る必要はあるか?
という疑問にいきつき、どの程度の間隔をあけるのが
自分にとって最適なのかを試しています。
こちらは、臭いに直結する試みなので、
注意深く取組みを進めいこうと思います。



補足
*季節の変わり目などフケが出やすい時期はある。
 ー以前はそういった時期があることも分からなかったですが、
  冬の始まりと終わりは、身体が新陳代謝をする時期なのか、
  抜け毛やフケが出やすいようです。

*家のほこりや抜け毛がかゆみの原因になる場合もある。
 ーせっけん類を使わなくなってからも、なんどか肌が
  かゆくなることがありました。不思議に思って暮らしていると
  忙しくて部屋を掃除できていないときに多いことが判明。
  ぼくの場合は体質的にほこりやダニの死骸に弱いので、
  掃除をすることで治まりましたが、
  せっけんを使わないだけでかゆみがおさまらないときは
  別の生活要因がある場合も考えられます。

*石けん類をやめたきっかけになったブログ
 ー今回の記事はこの記事の書き方を参考にしました。
  石けんを使わないことの「合理性」について詳しく書かれて
  いるので、そういう話が好きな人はどうぞ。
  分裂勘違い君劇場 シャンプーとリンスと石鹸は使わない方がいい
  最近、石けんを使わないことについて書かれている記事を
  見ることが増えた気がするけど、自分自身の体験をもとに、
  丁寧に書いている記事って少ない気がする。
  なお、記事に書かれている、シャワーだと体臭が残るかも、
  という懸念は、ぼくの経験では起こりませんでした。



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