森洋介にきく その3
公開日: 2015-01-18 円坐・エンカウンターグループ
くにちゃんの第一印象は、「あれ、この人聞く気あんのかな」っていう。笑
小林:なんか、直接会って感じてるもの、佇まいとか、それを刻んでる。その、刻まれた感じみたいなのを聞きたいんだなーというのを今思った。何を教えてもらったのかっていうことじゃあないんだなと思って。その“刻み”みたいな部分は、会った人しか語れないと思うから。
森:あれはねー、そう、僕の場合、いわゆるこう、「聞いてますよー」みたいな感じでわりと人をじぃーと、見たりすんねんけど、西光先生には、「聞いてますよー」みたいなのはないねん。そんな暑苦しいものはないねん。笑
暑苦しいものはないけど、すべてを、感じ取るみたいな、能動性でもないな、ただひたすら流れているものが自分の中に通ってるな、みたいな。
小林:一つ興味があるのは、モーリーが最初に西光先生にお会いしたのは、モーリーが21とか22だったんでしょ?
そのことからもう、お年なわけで、どんだけ佇まいが良いって言っても、そこまで「このひとすごいな!」みたいに惚れ込まないと思うんだけど、不思議だなーと思って、何でモーリーはそんなにビビッときたのか、琴線に触れるところがあったのか、
森:んー・・・。肩書きとか、名前じゃないよね、その人と同じ場に坐ってるときに感じる、この、なんともいえない“静けさ”。この、波立たなくなる感じ、ほんとにもう、楽というのか、ほんっとに穏やかにその場に坐ってられる、心乱さずに。
そういう雰囲気をつくってるのは、「この人がそこに坐ってるからだな」というのはもうビンビン感じるので、それよね。
小林:その前にくにちゃんにエンカウンターのこととか教えてもらったりはしてる?
森:うん、当時僕は親父のことが嫌いと言うか苦手で、とにかく僕のイメージでは、自分のことは認めてくれないし、話をしようと思っても聞いてくれないし、もうほとんど男性恐怖、男っぽいひととはしゃべれなかった。
高校もそやな、吹奏楽部とか、とにかく女子が多いところがほんとに安心やった。精神分析的にはいろいろ言えるかもしれんけど…。笑、まぁ、事実そうで、大学も合唱部で、スケベ心とかいうよりは、安心できる感じやねん。
そういう状況だったぼくが、カウンセリング行ったら、カウンセラーが男性だったわけやね、最初は松岡宗淳先生やったと思うんやけど、「あー男性かぁー」と 思いながら、女性に聞いてもらいたい感じもあったんだけど、この先生が非常に女性的な感じ、やさしい、柔らかい感じの人だった。聞いてくれてる、受け入れ てくれてる感がものすごくあって、衝撃やった。
「こんな人いるんやったら、他にも会ってみたい」と思って、で、次が京極さんかな、もうはまったよね、聞いてくれるから。で3人目が橋本さん。で、くに ちゃんは、カウンセリングルーム行ったら、最初いなかったんかな、あれ?とかおもったらランニング姿でジョギングして、近づいてくる人がいて、みたいな印 象。それまで会った人は、“カウンセラーです”っていう、感じやったけど、くにちゃんの第一印象は、「あれ、この人聞く気あんのかな」っていう。笑
で、そのときすでに2人のカウンセラーに会ってるから、「僕一生懸命しゃべってもいいんだ」と思って話して、それで「こんなのがあるんだけど来てみないか」って、沖縄のワークショップ、たぶんくにちゃんが仲間と勝手にやってるやつだけど、紹介されて行った。
で、そこにいって、エンカウンターしたり、山登って、山頂から360度眺められるんだけど、それをずーっと眺めてた。それがもうむちゃくちゃ幸せで、あんときの感覚ホント覚えてる。はじめて、山の稜線がはっきり見えてん。変な表現やけど。笑
「きれいーっ」て思ったの始めて。あとから思えば、恋をすると世界が変わって見えるとか、ああいう類いのものなんやろなと思う。
みたいなことで、「くにちゃんのいる世界、おもしろ」みたいな感じだった。
小林:そんな当時からそんなことしてたんだ、変わってないねーやってること。笑
森:変わってないね。笑
で、学生相談室主催のワークショップいきだすようになって、でも、カウンセリングカウンセリングしてる出会いじゃなくて、沖縄に行って、なにするでもなくゆったりすごすとか、そういう時間の流れの中でずっといた。
ほんで、「(学生相談室にいる)この人ら、面白いな。」と思って、よくある話だけど、「僕もカウンセラーになりたい。」と思っていたら、「黒川昭登さんと いう人が龍谷大学の大学院にいる」って聞いて、とりあえず受けようと思って、そこにいこうと、そんなかんじやったかな。
小林:その前後くらいで西光さんにあってんだ。
森:うん。そう。そのときはもう、完全に新しい世界が開いた感じ、おもしろくておもしろくて、どんどん人にあって行きたいみたいな感じになってたんよね。
小林:ということで、今日は第一部終了です。
森:ありがとうございました。
小林:なんか、直接会って感じてるもの、佇まいとか、それを刻んでる。その、刻まれた感じみたいなのを聞きたいんだなーというのを今思った。何を教えてもらったのかっていうことじゃあないんだなと思って。その“刻み”みたいな部分は、会った人しか語れないと思うから。
森:あれはねー、そう、僕の場合、いわゆるこう、「聞いてますよー」みたいな感じでわりと人をじぃーと、見たりすんねんけど、西光先生には、「聞いてますよー」みたいなのはないねん。そんな暑苦しいものはないねん。笑
暑苦しいものはないけど、すべてを、感じ取るみたいな、能動性でもないな、ただひたすら流れているものが自分の中に通ってるな、みたいな。
小林:一つ興味があるのは、モーリーが最初に西光先生にお会いしたのは、モーリーが21とか22だったんでしょ?
そのことからもう、お年なわけで、どんだけ佇まいが良いって言っても、そこまで「このひとすごいな!」みたいに惚れ込まないと思うんだけど、不思議だなーと思って、何でモーリーはそんなにビビッときたのか、琴線に触れるところがあったのか、
森:んー・・・。肩書きとか、名前じゃないよね、その人と同じ場に坐ってるときに感じる、この、なんともいえない“静けさ”。この、波立たなくなる感じ、ほんとにもう、楽というのか、ほんっとに穏やかにその場に坐ってられる、心乱さずに。
そういう雰囲気をつくってるのは、「この人がそこに坐ってるからだな」というのはもうビンビン感じるので、それよね。
小林:その前にくにちゃんにエンカウンターのこととか教えてもらったりはしてる?
森:うん、当時僕は親父のことが嫌いと言うか苦手で、とにかく僕のイメージでは、自分のことは認めてくれないし、話をしようと思っても聞いてくれないし、もうほとんど男性恐怖、男っぽいひととはしゃべれなかった。
高校もそやな、吹奏楽部とか、とにかく女子が多いところがほんとに安心やった。精神分析的にはいろいろ言えるかもしれんけど…。笑、まぁ、事実そうで、大学も合唱部で、スケベ心とかいうよりは、安心できる感じやねん。
そういう状況だったぼくが、カウンセリング行ったら、カウンセラーが男性だったわけやね、最初は松岡宗淳先生やったと思うんやけど、「あー男性かぁー」と 思いながら、女性に聞いてもらいたい感じもあったんだけど、この先生が非常に女性的な感じ、やさしい、柔らかい感じの人だった。聞いてくれてる、受け入れ てくれてる感がものすごくあって、衝撃やった。
「こんな人いるんやったら、他にも会ってみたい」と思って、で、次が京極さんかな、もうはまったよね、聞いてくれるから。で3人目が橋本さん。で、くに ちゃんは、カウンセリングルーム行ったら、最初いなかったんかな、あれ?とかおもったらランニング姿でジョギングして、近づいてくる人がいて、みたいな印 象。それまで会った人は、“カウンセラーです”っていう、感じやったけど、くにちゃんの第一印象は、「あれ、この人聞く気あんのかな」っていう。笑
で、そのときすでに2人のカウンセラーに会ってるから、「僕一生懸命しゃべってもいいんだ」と思って話して、それで「こんなのがあるんだけど来てみないか」って、沖縄のワークショップ、たぶんくにちゃんが仲間と勝手にやってるやつだけど、紹介されて行った。
で、そこにいって、エンカウンターしたり、山登って、山頂から360度眺められるんだけど、それをずーっと眺めてた。それがもうむちゃくちゃ幸せで、あんときの感覚ホント覚えてる。はじめて、山の稜線がはっきり見えてん。変な表現やけど。笑
「きれいーっ」て思ったの始めて。あとから思えば、恋をすると世界が変わって見えるとか、ああいう類いのものなんやろなと思う。
みたいなことで、「くにちゃんのいる世界、おもしろ」みたいな感じだった。
小林:そんな当時からそんなことしてたんだ、変わってないねーやってること。笑
森:変わってないね。笑
で、学生相談室主催のワークショップいきだすようになって、でも、カウンセリングカウンセリングしてる出会いじゃなくて、沖縄に行って、なにするでもなくゆったりすごすとか、そういう時間の流れの中でずっといた。
ほんで、「(学生相談室にいる)この人ら、面白いな。」と思って、よくある話だけど、「僕もカウンセラーになりたい。」と思っていたら、「黒川昭登さんと いう人が龍谷大学の大学院にいる」って聞いて、とりあえず受けようと思って、そこにいこうと、そんなかんじやったかな。
小林:その前後くらいで西光さんにあってんだ。
森:うん。そう。そのときはもう、完全に新しい世界が開いた感じ、おもしろくておもしろくて、どんどん人にあって行きたいみたいな感じになってたんよね。
小林:ということで、今日は第一部終了です。
森:ありがとうございました。
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