じぶんの悩みを録音して聞くだけ「セルフミニカウンセリング」のやり方
ヘタなカウンセリングを受けるより、
あやしいセミナーやワークショップに行くより、
よっぽどためになって、簡単に誰でもできる
セルフカウンセリングのやり方を紹介します。
用意するのは録音機と必要な人は筆記用具。
最近はスマートフォンでも録音できますね。
道具があれば、いつでもどこでもできます。
やることは、
1 15分間、録音しながら浮かんでくる言葉を話す。
ぼくの場合は下記のような開始の宣言をして話しはじめます。
「これから15分間はぼくの時間です。
まあ、ここで話すことは誰に話すわけでもないから、
とにかく思いついたままに話します。」
宣言はないよりはある方がよいでしょう。
2 録音した15分間の音声を聞き直す。
ついさっき、じぶんが話したことなのに、
録音を聞き直すと、他人が話しているのを
聞いているような気がする時さえあります。
これだけです。
もし、やる気があれば、
筆記用具を使って話した内容を書き起こしてみてください。
より、話していることを明確に認識することができます。
以前、ぱーちゃんがやったのを記録した記事はこちら。
過去に、人間関係が上手くいかなくて困り果てた時、
仕事のミスが重なってどうしようもなくなった時、
めちゃくちゃプレッシャーを感じて怖くて仕方ない時、
などのシチュエーションで、寝る前にやりましたが、
これをするだけでちょっと落ち着いたり、
少なくとも、録音を聞きながら横になっていると、
いつの間にか眠ることができたことがあります。(笑)
ポイントは、話すことがなくて沈黙が続いても
途中で止めないこと。
15分もの間、じぶんの感覚を探るのに
集中している時間は、実は日常ではほとんどありません。
誰の邪魔も入らず、じぶんだけの感覚をただ言葉にする、
そして、それを冷静になって聞き直してみる。
これだけで、じぶんがどんな景色を見ているのか、
どんな場所に立っているのかが、はっきり見えたりすることも
少なくありません。そして、たいていのモヤモヤや不安は、
そういった視界を得るだけで十分ですし、
15分という時間は視界を得るのに充分な長さでもあります。
なお、この手法は、橋本久仁彦氏の開く、
ミニカウンセリングトレーニングクラスでの学びを
もとにアレンジを加えたものになります。
聞き方の探求に興味のある方は、そちらにも
ご参加されることをお勧めいたします。
セルフカウンセリングの話は以上でおしまいです。
ここからはちょっと宣伝も兼ねて続き。
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なお、これよりもっと良いのは、
人に話を聞いてもらうことなんですが、
途中で質問をはさまれたり、ヘタなアドバイスをされるくらいなら、
このセルフカウンセリングの方がましな気もします。
質問されたり、アドバイスをされると、
じぶんの景色を探求するよりも、聞かれたことや言われたことに
応じることにエネルギーが集中してしまうので、
十分にじぶんの視界を広げることは難しいからです。
邪魔だてせず、ただ側にいて話しを聞いてくれる相手、
さらに欲を言えば、じぶんの言ったことを何の操作もせずに、
鏡のように返してくれて、じぶんだけでは行けないもっと奥まで
視界を広げる手伝いをしてくれるような聞き手がいるなら、
ぜひ、その方に15分の伴走相手をお願いされると良いと思います。
とはいえ、そういった聞き手は滅多にいるわけではないので、
どうしても、という方で、聞き手がぼくでよろしければ、
こちらのページから、有料のミニカウンセリングをお申し込み下さい。
15分の話をどのように聞いたら(見れば)いいのかも、
ミニカウンセリングトレーニングクラスを受けていない場合は
分かりにくいと思うので、聞き方、見方の説明もさせてもらいます。
と、回りくどい営業のようになってますが、
ぼくとしては、セルフミニカウンセリングができれば、
個別のセッションはなくても十分だと思っております。
それでも人に話を聞いてもらいたい場合は、
ぼくのHPやフェンスワークスのHPで告知されている円坐等の
聞きあう場に足を運んでみるのもいいかもしれません。
ぼくの開く場なら、今のところ値段もその方が安い場合が多いです。
それでもやっぱり円坐だと、悩みを聞いてもらうための場ではないし、
どうしても、個人セッションがしたくてと言う場合には、
どうぞご連絡下さい。
小林けんじ
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