「大阪 冬の一日円坐 1月〜3月」やります。

公開日: 2015-03-05 円坐・エンカウンターグループ 企画の案内

初めての手書きイラスト。
ヘタでも、自分の言いたいことが図解できるのはいい。


この案内に書いているところの、
「生きていく(行く)」ことと「死んでいく(行く)」
 ことは、同じ意味を持っている。

どちらも、行く、というぼくの行為を指しているが、
生から語るのか、死から語るのか、という違いしかない。

「生き(行き)きったら死ぬ」というのは、
単純明快な一つの現象で、
生という道を行きつくところまで行けば死ぬ。
ということ。

でも、死がいつくるのかは誰にも分からないから、
それは一瞬一瞬を生きる連続であり、
裏返せば、一瞬一瞬を死ぬことでもある。

だから、生き(行き)きることは、
死ぬまで生きることではなく、
死ぬ瞬間まで生きること。



山を登りきった最後に頂上があるわけではなく、
頂上は、山を登りはじめた一歩目の中にすでにある。

すべての歩みが「頂(いただき)」 に
つながった道の中で生じている。
どこまでが頂で、どこまでが頂ではない道なのか、
分けることはできない。



 以下案内文
=====



5月、6月ごろ、平日夜の円坐をバンバン開いていた。
ところが7月からパタッとやらなくなった。


あれから半年。
「1月からは、1日ものの円坐をもっとしていくぞ!」
という思いが、最近ムクムクと強くなってきた。


でも、いざ案内文を書こうとしても書く気にならない。
「なんでだろう?」と思うけれど、理由はよく分からない
「このままじゃまずいなぁー」と思っていたら、
これまでと同じように、日々の気づきや実感を案内文で
書こうとしていたのに気づく。


そういえば、ぼくが円坐を開こうと思うワケは、
半年前からずいぶん変わっている。
なのに、案内文も同じように書こうとするなんて変な話だ


ではその変化とは何なのか、分かりやすく極端に表現すれば、
以前は「円坐の経験や実績を積んでいきたいから」
今は「円坐のように生きていくと決めたから」と言える。


僕にとって「円坐のように生きていく」というのは、
自分を全うして生きること、そして死んでいくこと。

始まりの時間と終わりの時間を区切って、
その中で己を全うして過ごす円坐は、まさに、
その時間の中で自分として生きて死んでいくこと。

ぼくはこれ以上に面白い場を他に知らない。


どんなに面白いプログラムやアクティビティも、
誰かから与えられたという一点において、
参加する人は受け身にならざるをえない。

場を開く限り、意図を全くゼロにすることはできないけれど、
限りなく余分なものを取り除いたとき、そこに残るのは
開いた人も含め、集まった”人”だけだ。

多くの場合沈黙から始まる円坐の立ち上がりは、
それぞれの内側で多様なことが起こっている、
とても騒がしい静けさ、と言ってみる。

目的もスケジュールも、予め設定されるものはない。
だから、効果も意味も説明できない。
でも、人生に目的やスケジュールがあるだろうか?
人生に、効果や意味があるのだろうか?

あるのは、ただ”生きた”という事実だけだ。
あるのは、”生ききったら死ぬ”という事実だけだ。

ぼくの知る限り、そういった事実を確認できるような場は
円坐以外には無い。
商品として売り出すには、きっと不向きなものだろうけれど、
お金を出して確実に手に入るものを扱うのなら、
はじめから生きることや死ぬことなど想定した場にはしない。


「自分のことが一冊の本になるとして、
死ぬときに最後の一行まで、自分のページをめくりきった
そう思って死にたい」

というのは、2年前のぼくがよく言っていたセリフ。


だれのものでもない、自分の感覚、とか、
自らを全うすることで得られる、実が詰まっている感覚。
そういうものを味わうために、
ぼくは坐主として集まった人の言葉をきかせてもらいます

半年前からうってかわって、重々しい案内になりましたが
ご一緒できる方がいれば幸いです。


小林けんじ

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大阪 冬の1日円坐 1月から3月
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◯日にち 1月18日(日)
     2月15日(日)
     3月15日(日)

◯時 間:10:00~18:00

     セッション1 10時00分〜12時30分
     昼食     12時30分〜13時30分
     セッション2 13時30分〜15時00分
     休憩     15時00分〜15時30分
     セッション3 15時30分〜18時00分

◯坐主(ファシリテーター):小林けんじ

◯場 所:スタジオCAVE(大阪市西区)

◯参加費:3500円

◯申込先:fenceworks2010■gmail.com(■を@に変換してご利用ください)
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