「大阪 春から夏の一日円坐」をポツポツと開いていきます。
公開日: 2015-03-30 円坐・エンカウンターグループ 企画の案内
この前に書いた案内文について、
いろんな反響をよせていただき、
それがプレッシャーになって、
なかなか書くのができなかった。
前回掲載した東山の和室の円坐で、
大谷さんが案内文に書いていた「飽きた」
という言葉は、
この案内文を書く過程で見つけたもの。
うまくやろうとすることで飽きたり、
窮屈な感じになる、ということは、
知っていた気もするけれど、
こんなに鮮やかに体験し、
言語化できたのは初めてだった。
対話形式での文章は、
ずーっと昔、就職先に悩んでいた頃に、
企業に勤めた10年後の自分と、
NPOに勤めた10年後の自分が対談する、
という文章以来。
それは、mixiかなにかに、
個人的に書いた日記だったと
記憶しているけれど、
この案内文を書くときにそのことを思いだした。
以下案内文
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1月から3月の一日円坐が終った。
ぼくの中では、こんなやり取りが生まれていた。
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A「毎回たくさん人が来てくれて良かったね。
西宮でも円坐できるようになったし、(※1)
今度は福島県で円坐やる話もでてるんだって?(※2)
いいねいいね!この調子でやってけば、
この道で食っていけそうだし、
さっそく4月からの案内文を書いていこう。」
B「えーっと、いや、でも、どうかな・・?
まだあんまり書く気にならないというか、
今回人が来てくれたのもたまたまというか・・」
A「何言ってんの!?いいのいいの!
たまたまでも10人も来た回もあったんだし、
今流れがきてるから、前と同じように案内文書けば(※3)
きっとまた人が来てくれるから、とりあえず書こうよ」
B「そうですかねぇ・・じゃあ書いてみます。」
・・・・・・
B「いや、やっぱり書けませんでした。。
確かに前の案内文は上手く書けたんですけど、
前と同じように書こうとすると、
今回もできるだろうか?とか不安になって。」
A「何だよもう!とにかく書けばいいんだって。
やってみてから、ダメなら上手く書けるように
直したり、修正したらいいんだから。ねっ。」
B「・・・はぁ・・そうですかね。。
じゃあもう一度・・・」
・・・・・・・
B「・・・ごめんなさい。やっぱり書けません。
というか、分かりました。
前と同じように文章を書くことに飽きました。」
A「え???でも前は、生きるとか死ぬとか、
めちゃくちゃイキイキ書いてたじゃん!」
B「はい。でも、文章を書くこともですけど、
生きるとか死ぬとか案内文に書いて、
円座もできて、充分にその感じを味わったので、
そういうのにもう飽きました。」
A「えっ?えっ?そうなの!?
生きるとか死ぬとかにも飽きたの?」
B「いえ。自分を全うして生きる感じは
今もあるんですけど、前の案内文のような
重い感じに飽きたいうか・・。
円坐の中でもそうだったんですけど、
前の充実した感じを、もう一度追いかけると
つまらなくなってしまうというか・・。
上手くやろうとする自分に飽きたというか。。
だから今度は軽い感じでいきます。春だし。」
A「う、うん。・・・てか、春だしって。。」
B「ついては、重さも体験して出てきたこの感覚を、
どうやって軽い感じで表せるのか、
相談に乗ってもらえますか?」
A「え?え?そういうこと?もちろんいいけど、
そうだな、独り語りだと重くなるから、
二人の掛け合いを舞台の台本みたいに書いてく、
なんていうのはどうだろう?」
B「おぉ、おもしろそう!」
A「じゃあ、3月までの円坐が終わって案内文を
書くところから始めてみようか。
おれから話していくね。」(最初に戻る)
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説明をするのなら、
Aはぼくの思考的なところを人格化したセリフ。
Bはぼくの存在を人格化したセリフ。
ぼくにとって何度も円坐を開くということは、
毎回まったく新しい体験をするということ。
それは、その場に来た人の話や動きを
新鮮な状態で受け止めるというだけでなく、
何よりもぼく自身が、
自分の中から湧き起こる感覚に
新鮮であり続けるということ。
だから、円坐がつまらなくなるとすれば、
ぼくが「上手くいったやり方」を繰り返そうとして
新鮮さを失った時なのだと思う。
今回も、案内文を書くのは一苦労だったけれど、
ぼくとしては、とっても楽しく書くことができた。
4月からの円坐では、
今までの人生で最も新鮮なぼくとして、
坐主を務めさせていただきます。
よろしければお越し下さい。
小林けんじ
※1 3月8日に西宮で円坐をしました。( http://goo.gl/JNiSws )
※2 まだ未決定だけど、そんな話が舞い込んだ。
※3 前回の案内文はこちら( http://goo.gl/g9x6Jl )
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大阪 春から夏の一日円坐
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◯日にち 4月25日(土)
5月31日(日)
6月27(土)−28(日)※
7月26日(日)
※6月は宿泊なしの通いで2日間の円坐です。
通し参加の受付のみとなります。
◯時 間:11:00~19:00
セッション1 11時00分〜13時00分
昼食 13時00分〜14時00分
セッション2 14時00分〜16時00分
休憩 16時00分〜16時30分
セッション3 16時30分〜19時00分
◯坐主(ファシリテーター):小林けんじ
◯場 所:スタジオCAVE(大阪市西区)
◯参加費:3500円
(6月の通いの2日間の円坐は7000円)
◯申込先:fenceworks2010■gmail.com(■を@に変換してご利用ください)
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