「inter(互いに)view(見る)の時間」をします。

公開日: 2015-03-24 企画の案内


このイスの積み木も、手間をかけて作られている。
近日、販売サイトがオープン予定。

人が来るかも分からない、儲かるわけでもない。
数年前なら、こういった企画の案内文に、
これほど力を入れて書くことはしなかった。

もっと言えば、企画をすること自体に抵抗があった。

今も抵抗が全くないわけじゃないけれど、
すんなり企画して、文章に力を入れる自分がいる。

今まで自分が無視したり、軽く扱ってきた
ムダに見えること、意味がなさそうなことの中に、
もっとも心震える何かがあったりする。

その積み重ねが、
結果的に出会いや次の仕事に発展することもある。
それを期待してもしなくてもどちらでもいいけれど、
効率とか、ムダとか、そういう軸から外れて、
やらずにはおれない、とか、なんか動いてしまう、
そんな感覚を丁寧に追いかけることが、
ぼくにとっては重要なこと。




以下案内文
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▶日にち:4月9日(土)
▶時 間:19:00~22:00
▶内 容:岩橋ゆり、小林直子・けんじ、がお互いにインタビューをします。
▶主 催:岩橋ゆり、小林直子、小林けんじ
▶参加費:1000円
▶申込先:fenceworks2010■gmail.com(■を@に変換してご利用ください)



■■■■■岩橋ゆりよりご案内■■■■■
わたしがなっちゃんと初めて出逢ったのは、
お二人の結婚式でした。

お二人の大切な結婚式に立ち会うご縁をいただいて、
とてもいい時間を過ごしました。
ご親族が語られるなっちゃんのお話はとても印象的で
「この子はなににも頼らず全て自分で決めてきた。
とてもしっかりしている」
そんな言葉を多く聴いたような気がします。

そしてけんちゃんとなっちゃんがウェディングドレスと
タキシードで舞った影舞を
同じ舞台で後見として後ろで見ることになりました。

なんてきれいな姿なんだろう、
舞台として人前で舞うなんてきっと初めてのことだろうに、
けんちゃんと共に、懸命に舞いながらやり遂げようとする姿は
凛としていながらもはかなげで、
見ていると「身の丈」という言葉が浮かんできました。

今いる自分の場所や自分の感じ方をとても大切にする。
決して自分以上に見せようとか、
いいかっこしようとか、かわいくみせようとか、
そんなこときっと思いもよらずに誠実に生きてきた人なんだろうなと
ほとんどお話しすることなく、その立ち居振る舞いを見ているだけで、
そんなことが湧いてきました

それから、昨年夏に広島を共に歩いたりしたけれど、
やっぱりほとんどちゃんと話したことはなく、
今に至ります それは、話したくないのではなくて、
むしろ、なっちゃんをそのまま感じるために大切にとっていました。
あんまり、急がないでおこう、ゆっくり親しくなろう、
と機会をうかがっていました


一方のけんちゃんとは、
3年くらい前にミニカウンセリングという勉強会でたまたま隣同士になり、
ともに15分の話を聴きあうことになりました。

ほとんど話をしたことがなかったけんちゃんと
15分話を聴きあうだけでしたが、
その経験はびっくりするくらいにおもしろくて
その日は何時間も長く話をした記憶があります。

その時に、共同で何かしてみようと話がまとまり、
半年もたたないうちに「ミニカウンセリング生レビュー」
という共同企画もやりました。

それからは何年も話す機会がなかったのですが、
昨年、夏に長時間車で移動することになり、
またもや話を聴きあう機会がありました。
他にも仲間はいたのですが、彼に向かって話していると、
自分の持っていた鎧がひとつひとつ見事に外れていきました。
動揺したので、彼の話を真剣に聴く側になりました。
そしたら今度は彼が崩れていきました。

なんだか面白い現象でした。
けんちゃんは男の子らしい鈍感さを持ちながらも、
どこか繊細で、その繊細な部分が私の琴線に触れるのかもしれません。
この人とまた何か一緒にやってみたいな、そんなことを思いました

そんな二人が創る家庭に、
私は前から興味津々で いつかお家に遊びに行って一泊泊めてください、
と常々言ってました。

2人はきっと戸惑っていたでしょうが、
いつでもどうぞと言ってくれました

この度、なんだか時満ちて、春になったし、
もうそろそろいいかもしれないなと思って声をかけてみました。

2人もいいよと言ってくれたので、日にちを決めました。
そしたら、その泊めてもらう日、3人とも何もないことが分かって、
じゃあ、いっそのこと何か三人でしようか、という話になりました

なっちゃんに今、何に興味があるのかきくと
「ゆりさん」とかわいいことを言うではありませんか!
私もなっちゃんの話すことに興味あります なっちゃんが聴いてくれるなら、
私、自分のことを話してもいいなと素直に思えました。

けんちゃんのインタビュアーとしての仕事も、
前から注目していました 夫婦それぞれが私をインタビューし、
私もお二人それぞれを聴いてみる そんなことをやろう!
とまとまりました

たぶん、わたし、この日はいろんなことを話してしまいそうです。
稀有なおもしろいことになると思います。
よかったら一緒に目の当たりにしてくださいな。
わたし、脱ぎますから。



■■■■■小林なおこよりご案内■■■■■
ゆりさんは素敵な人だ。
なんというか、芯のある華やかさをもっている。

ゆりさんという色がある。
はっきりとしていて、華やかで、とてもきれいな色。

その中に、
ところどころ淡い色も混ざっているように見える。
その淡さは、時折り見せる少女のようなかわいらしさ。
それを感じたときから、
ゆりさんへの親しみとか興味が増している。

ゆりさんは、自分の色をよく知っている気がする。
自分の色を否定するでもなく、ひけらかすでもなく、
ただ、その色を楽しんでいる感じ。
ゆりさんの近くにいると、自分まで楽しくなる。

わたしはこれまで
自分の色を、地味でつまらない色だと思っていた。
だから、華やかな色をまとっている人が、とても苦手だった。
自分はつまらないやつと思わそうで、
そういう人と接触するのを避けていた。

なので、華やかそうな色を持って、
その色のままに生きている(ように見える)ゆりさんは、
惹かれるけれど近づくのがちょっとこわかった。

でも最近は、いろんな人とやりとりをする中で
自分の色が少しずつ見えてきた。
そして、わたしはわたしの色でいいんだ、と思えるようになった。
今だったら、ゆりさんの色に染まることなく、
ゆりさんと関われそうな気がする。

そんなことを思っていたら先日、
この企画についてゆりさんと話をしたときに、
「なっちゃんは何に興味があるの?」と訊かれて、
思わず「ゆりさん」という言葉がでてきた。

お互いの色の違いとか、色が混ざってなにが起こるのか、とか
そんなことを見れたら面白いなーと思う。

すごく素敵なゆりさん。
自分からは手の届かないところにいる人だと思っていたけれど、
もしかしたら、そんなに変わらないところもあったりして。
お互いに聴き合い、見合うことが、今から楽しみです。

小林直子


■■■■■小林けんじよりご案内■■■■■
ゆりさんは、自分の両足で立って生きている人、だと思う。
気を抜くと「コラッ!」っと言われそうな迫力がある。

と、ずーっとそう思っていたけれど、
去年の夏、ゆっくりゆりさんと話をする機会があって、
そのときに、おちゃめでおっちょこちょいで、
かわいらしいゆりさんもいることを知った。

たぶん、このゆりさんを知っている人は多くはない。
けれど、それを知ってから、ぼくの中で
ゆりさんの魅力は何十倍にも膨らんだ。

そんなゆりさんが、ぼくのパートナーに興味があるという。
これは僕にとって、かなり嬉しいこと。
パートナーのなっちゃんは、ぼくにとって、
毎日のようにケンカをしながら、お互いの存在を認め合った、
相棒であり、ライバルであり、友人であり、家族のような、
世界で最も無条件に信頼できる人間の一人。

実は、二人の案内文を見て、
「ぼくは居てもいいんだろうか?」と思いかけたけれど、
この二人が出会い、混ざる、その瞬間に、
もっとも近いところでそれを目撃できるなら、
これ以上面白いことはない。

といっても、この二人を相手に、
ただの観察者でいられるはずもなく、
ぼくも裸になってしまうのかもしれないけれど。

思いつきで企画となったこの集い、
だれが得をするのか分かりませんが、
それぞれ裸になってしまう危険を持った、
さながら裸祭りのような様相を呈してきました。

こんなものを見に来ようと言う、
粋狂な方がいらっしゃれば、ぜひお会いしたく、
案内の筆を置かせていただきます。

小林けんじ

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