10日間の円坐の案内に寄せて【「一人」であること】
公開日: 2015-06-17 円坐・エンカウンターグループ 企画の案内
東京物語は今日はお休みです。
フェンスワークスのメールニュースで冒頭に文章を書いています。
メールとして送られるからなのか、
毎回自分なりに快心の文章を書いたつもりになって送り出しています。
毎回、これをブログに載せられないのは残念だな、
と思いながらメールニュースでしか見れない文章というのも
残しておきたくて、こちらには載せないのですが、
今回のは、大型の企画の案内文としても出しているので、
ブログにも載せてみます。
メールニュース、まだ登録していない方は
よろしければこちらで登録下さい。
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以下案内文
======
フェンスワークスの小林健司です。
2年ぶりに10日間の円坐を開きたくご案内をお送りいたします。
円坐は、目的も意味もなく、人が一緒に居る時と場です。
エンカウンターグループとも違い、
「出会う(encounter)」という方向性すらない円坐では、
人との関わりが生まれたことにさえ、特別な意味はありません。
では、一体そこでは何が起きているのか。
円坐では集まった人が「一人」になっていっている、
と、今回少し思いきって言わせてもらおうと思います。
一緒にいるのに一人になっていく。
言葉にすると不思議な響きを持ちますが、
目の前の人に耳を澄まし、その景色を見れば見るほど、
その人と自分との絶望的ともいえる違いは明確になります。
「ここは安心安全で誰でも受け入れます」という場にはない、
冷ややかな境界線が、ここにはあります。
どれだけ理解しようとしても、共感しようとしても、
絶対に踏み越えられないフェンスのようなものが、
ぼくたちの間には確固として存在している。
耳を澄ますほど見えてくるのは、そういった事実です。
その境界線を見るためには、アイスブレイクとか、自己紹介とか、
誰か一人によってつくられた安心安全は不要で、
そこで発せられる言葉に耳を澄まし、自分を投入して「聞く」こと、
ただそれだけしかできません。
そうして聞いていった先に、
自分はどうしようもなく「一人」であり、
目の前にいる人とは別の道を行く単独者だと気づきます。
ところがそのとき、全く一人、全く単独であるがゆえに、
同じように、全く一人、全く単独で生きている人の姿が
フッと目の前に現れます。
他のあらゆる関わりでは不可能だと思われたつながりが、
絶対的・普遍的な「単独性」によって生まれる、
というと言い過ぎでしょうか。
しかしここで、世界は反転し、ぼくたちはもっとも根源的な部分で
再び他者の存在を認めていくことになります。
一人になるから一緒にいられる。
「一人」の道をずーっと歩いてきた橋本久仁彦さんの存在、
そして10日間という期間は、
そのような、矛盾したものが一つになる景色を
じっくりと目撃するには十分な環境だと思います。
京丹後、天橋立を臨む会場は、これまでありとあらゆる宿泊施設に
行った橋本さんいわく「これまでで一番の施設」とのこと。
ご縁のある方との旅路を楽しみにしております。
小林健司
+------------------------------+
天橋立円坐 〜海と星の見える丘公園で年の瀬の10日間〜
+------------------------------+
WEBページ:http://goo.gl/05fU9R
会場案内や橋本久仁彦からの案内文も掲載中!
日 程:2015年12月13日(日)~22日(月・平日)(9泊10日)
場 所:丹後 海と星の見える丘公園(京都府宮津市里波見)
http://www.eco-future-park.jp/
集合:12月13日(日)15:00頃
(受付開始は1時間前から開始予定)
終了:12月22日(火)12:00頃
参加費:150,000円
(全ワーク費・宿泊費・食費・込)
定 員:12名(最小催行人数8名)
スタッフ:
・ファシリテーター 橋本久仁彦<円坐世話人>
・事務局 田中聡/小林健司/小林直子
申込先・問合せ先:
・年の瀬の円坐 2015事務局(担当:小林直子)
・E-mail:10days.enza◆gmail.com
(◆を@に変換してご利用ください)
FAX:06(6568)9700
*お申し込みの際は、氏名・年齢・性別・住所・電話番号・
どこでこの情報をお知りになったかと、よろしければ
参加動機を添えてご連絡下さい。
*お申し込み受いただいた方には、2015年10月末日までに、
開催の有無をお知らせします。
その後、詳細スケジュール・会場アクセス
持ち物・振込方法などについての資料をお送りします。
主 催:fence works
フェンスワークスのメールニュースで冒頭に文章を書いています。
メールとして送られるからなのか、
毎回自分なりに快心の文章を書いたつもりになって送り出しています。
毎回、これをブログに載せられないのは残念だな、
と思いながらメールニュースでしか見れない文章というのも
残しておきたくて、こちらには載せないのですが、
今回のは、大型の企画の案内文としても出しているので、
ブログにも載せてみます。
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フェンスワークスの小林健司です。
2年ぶりに10日間の円坐を開きたくご案内をお送りいたします。
円坐は、目的も意味もなく、人が一緒に居る時と場です。
エンカウンターグループとも違い、
「出会う(encounter)」という方向性すらない円坐では、
人との関わりが生まれたことにさえ、特別な意味はありません。
では、一体そこでは何が起きているのか。
円坐では集まった人が「一人」になっていっている、
と、今回少し思いきって言わせてもらおうと思います。
一緒にいるのに一人になっていく。
言葉にすると不思議な響きを持ちますが、
目の前の人に耳を澄まし、その景色を見れば見るほど、
その人と自分との絶望的ともいえる違いは明確になります。
「ここは安心安全で誰でも受け入れます」という場にはない、
冷ややかな境界線が、ここにはあります。
どれだけ理解しようとしても、共感しようとしても、
絶対に踏み越えられないフェンスのようなものが、
ぼくたちの間には確固として存在している。
耳を澄ますほど見えてくるのは、そういった事実です。
その境界線を見るためには、アイスブレイクとか、自己紹介とか、
誰か一人によってつくられた安心安全は不要で、
そこで発せられる言葉に耳を澄まし、自分を投入して「聞く」こと、
ただそれだけしかできません。
そうして聞いていった先に、
自分はどうしようもなく「一人」であり、
目の前にいる人とは別の道を行く単独者だと気づきます。
ところがそのとき、全く一人、全く単独であるがゆえに、
同じように、全く一人、全く単独で生きている人の姿が
フッと目の前に現れます。
他のあらゆる関わりでは不可能だと思われたつながりが、
絶対的・普遍的な「単独性」によって生まれる、
というと言い過ぎでしょうか。
しかしここで、世界は反転し、ぼくたちはもっとも根源的な部分で
再び他者の存在を認めていくことになります。
一人になるから一緒にいられる。
「一人」の道をずーっと歩いてきた橋本久仁彦さんの存在、
そして10日間という期間は、
そのような、矛盾したものが一つになる景色を
じっくりと目撃するには十分な環境だと思います。
京丹後、天橋立を臨む会場は、これまでありとあらゆる宿泊施設に
行った橋本さんいわく「これまでで一番の施設」とのこと。
ご縁のある方との旅路を楽しみにしております。
小林健司
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天橋立円坐 〜海と星の見える丘公園で年の瀬の10日間〜
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WEBページ:http://goo.gl/05fU9R
会場案内や橋本久仁彦からの案内文も掲載中!
日 程:2015年12月13日(日)~22日(月・平日)(9泊10日)
場 所:丹後 海と星の見える丘公園(京都府宮津市里波見)
http://www.eco-future-park.jp/
集合:12月13日(日)15:00頃
(受付開始は1時間前から開始予定)
終了:12月22日(火)12:00頃
参加費:150,000円
(全ワーク費・宿泊費・食費・込)
定 員:12名(最小催行人数8名)
スタッフ:
・ファシリテーター 橋本久仁彦<円坐世話人>
・事務局 田中聡/小林健司/小林直子
申込先・問合せ先:
・年の瀬の円坐 2015事務局(担当:小林直子)
・E-mail:10days.enza◆gmail.com
(◆を@に変換してご利用ください)
FAX:06(6568)9700
*お申し込みの際は、氏名・年齢・性別・住所・電話番号・
どこでこの情報をお知りになったかと、よろしければ
参加動機を添えてご連絡下さい。
*お申し込み受いただいた方には、2015年10月末日までに、
開催の有無をお知らせします。
その後、詳細スケジュール・会場アクセス
持ち物・振込方法などについての資料をお送りします。
主 催:fence works
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