お金のインタビュー 中尾聡志さん その3

公開日: 2016-03-07 お金

「 会社を辞めても、ただ解放されただけじゃなんにもならなかった。」

小林:自由の話は非常に興味深いんだけど、僕の中では、例えば仕事で言えば、一旦は仕事から解放される方に行かないと距離が取れない感じがある。さとしも、仕事を2回やめたりしてきてるけど、そのあたり、今はどういう時期なのか、どういう感じなのかに興味がある。
 
中尾:ちょっと話がズレて行くかもしれないけど、テーマがお金とかじゃなくなるかもしれなくてもいい?

小林:もちろん。

中尾:そうだな。2回仕事をやめたことなんだけど、1回目は9年勤めてた会社をやめたんですね。それが2010年。そのときも自分で仕事していこうと思ってやめ てた。でも、そのときは自分で仕事をするというのは結局叶わなくて、実現できなかったんですよね。やろうと思ったんだけど、自分のことが分かってなかっ た。

そのときは、自分からやめたと言うよりは、移動みたいな指示が来て、その異動先が自分に合わないというか、もうそれをきっかけにやめたかったんですね。自分に期待をしていたので、きっと何かできると思ってやめた。

で、やめてみて、本とか読んでると「自分らしく生きてれば誰かが何かを与えてくれる。」と書いてある本があった。たぶん、そんなのにもすごい期待してたんだけど、何ヶ月経ってもなにも起こらない。(笑)

で、期待してた自分と言うのは、自分から仕事をしていくみたいなことなんだけど、「あれ?おれ、全然自分から動かないぞ。」っていう、自分への期待を自分が裏切ったというか、知らなかったんだね、自分のことを。

できる自分を想像してたけど、全然自分から動かない。そんな中、もがいてて、いろいろあって、もう一度就職することにした。

一応、自分は社会に役立ちたいとか、自分を生かせる場所と思って、地域活性の会社に入った。

ちょっと、もともとの話が分からなくなったけど、気にせず話そうかな。

小林:いいよ(笑)

中尾:で、2012年の4月に、もう一度会社に入って、そこで経理と地域活性のコンサルティングの仕事をしてた。でも、やっぱりそこでも、どっかでやらされてる感じがあったのかな。2年間いたんですけど、社長の方向性と合わなかった。
で、やっぱり自分は夢が消えてなくて、自分で仕事をつくっていこうと思ったんだけど、前に、ただ解放されただけではなんにもならない経験をしていたので、 「自分のことがわかってないと自分との関わりが自由じゃない」とか、前よりは自分のことが分かっているというか、もしくは「自分のことって全然わかってな いぞ。」ということを自覚して、今度はやめてみたんですよね。それが去年の6月。
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