ぼくがテレビを置かないメリット
公開日: 2017-02-22 暮らし
大谷さんのブログより。久々に読み返すとおもしろい。まだ読んでないけど。 |
昔、テレビを持たない人が集まって語る会、
みたいなのもやってたけど、
最近になってテレビ持たないメリットが分かってきた。
自分と関係ないものとか、
自分に必要ないものとか、
知りたくないこと、興味ないこと、
そういうのを知らなくていいってこと。
「そんなことしたら世界狭くなるよ―」
って、自分の中で反論が浮かんで、
ちょっと「ウッ」ってなったけど、
10秒ほど考えて、
あんがい切り返しが簡単だと気がついた。
「いやそしたらテレビが世界になるじゃん」
テレビで知ることが自分の世界を作っていく。
だからって黒幕がいてテレビで洗脳してるとか
そういう話じゃなくて、
認識論的にどうしてもそうなっちゃう。
むしろ、
少数の秘密結社とかがやってくれてる方が
話は簡単なんだけど、
テレビつくってるのはたしかに一部の人だと思うけど、
その人達はたぶん真面目で頑張り屋なのだと思う。
けど、
何百万人とか、何千万人とか、
そういう単位の人たちに
ある商品とか、ある物語とか、ある人物が、
「ある」と思わせることは、
思っているより計り知れない効果がある。
だからテレビとか新聞とか、
いわゆるマスメディアをあつかう業界では
大きなお金が動いている。
大金をつぎ込むだけのメリットがある。
じゃないとわざわざ、
一時間の番組で何百万もタレントにお金を払うとか、
CM一つ打つのに何千万とか何億とか、
そういうことにならない。
100万人が100円のものを買えば一億円。
1万人が1万円のものを買えば一億円。
これくらいの金額がさっと動く構造があるから、
タレントやCM作成に払うお金くらいはどうってことない。
テレビ置いてないけど、
ぼくもドラマとかアニメとか好きで、
ネットでよく見てて、
だからむしろ、いうなれば、
みんなで協力してそういう構造を支えてる。
テレビを置かない本当の意味は、
たぶん、
そういう構造がなくても充実した生活を
作り出すことにある。
「テレビが世界」なんじゃなくて、
「自分の世界」とか
「自分たちの世界」の中にテレビがある
そういう状態なら、
テレビは付き合いがいのあるおもしろいやつだと思う。
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