「立ち止まる時間をつくる」という仕事

2014-12-02 |

ある石切にある家の窓から見える風景。 あの街の中で暮らし、働いているのだと 風景をみて初めて思う。 最近、組織や団体に呼ばれて、 ”聞きあう場”を開く機会が増えてきた。 年明けには、京都の北の方にある団体で、 「一泊二日の職員円坐(エンカウンターグループ)」の ...

「お金ってなんだろう?」の次にある問い

2014-11-21 |

6、7年前にいった太陽の塔。 たまには”お金”について書いてみる。 お金ってなんだろう?という問いは、 この6年くらい、ぼくにとってなじみのあるもの。

石けんやシャンプーを使わなくなってアトピーが治まった話

数年前に行ったキャンプの下見。 子どもの頃、キャンプに行くとゆっくりお風呂に 入れないのが嫌だった。 お風呂に入るときに、石けんを使わなくなって7年、 シャンプーやリンスを使わなくなって3年くらいが経つ。 もともと軽いアトピー性皮膚炎を持っているぼくは、 二...

褒められる怖さ

2014-11-20 |

山や植物は、かっこよさとか、かわいさなんて 気にすることもなくただ存在している。 それがかっこいい、と思ったりもする。 かっこつけること、は、ぼくにとって 小さい頃からなじみのある行動だ。 でも、仲のいい友人には、 ぼくがいかに”かっこよくないか”ということ...

悪人になる覚悟でものを書く

2014-11-10 |

福島県の放射能のことを描いた回は ニュースで騒がれた。そのこともブログには 掲載されている。 漫画 「美味しんぼ」の原作者、 雁屋 哲さんのブログ 。 ブログの挨拶文 を見て、丁寧だなぁ、と思った。 下記、一部抜粋。 ここは、私、雁屋哲が思った事、感じ...

不気味の谷と文字

文章ではなくとも、 残されたもの自体が発するメッセージがある。 大谷さんのこの記事を読んで、 【022】残すの熱 文字ってなんだろうということを考える。 「残す」って、話している言葉を 圧縮して保存するような行為だと思う。 生(なま)の言葉を一度圧縮して...

Nothingness 孤独との再会

2014-10-29 |

生きるために必死になっていたから、 別れを告げたつもりもなかった。 離ればなれになったことにも気づかなかった。 だから、じぶんが旅をしている理由もわからなかった。 いろんな場所で、いろんな人に、 そいつの存在を教えてもらっていたけれど、 いつもいる、いつもの場所...

変幻自在の場づくり

2014-10-28 |

結婚式のとき に、 橋本久仁彦さん の協力で 行った親族の前での 影舞 。 一方的に見てもらうという礼儀もある。 先週やった コトバのキロク で 舞台設定が人に与える影響は想像以上にでかい、 ということを確認した。 エンカウンターグループや円坐 をしている...

対称性心理学 その2(対称性ってなに?)

2014-10-27 |

同じように切ったつもりでも、ちょっとずつ 大きさは違う。完全に対称なものは この世に存在しない。相互に対称性を保つような 働きがあるだけ。 前回の続き、 対称性というときに、単に”同じ”とか”平等”というのと 違う感じがする。じゃあ、対称とはいったい何な...

対称性心理学 あるがままの心理学

2014-10-23 |

今年の夏、沖縄旅行に行ったら台風が直撃した。 台風の翌日に海辺に行くと、漂着した果物が たくさん流れ着いていた。いくつかは食べられた。 中沢新一さんは、 「 カイエ・ソバージュⅤ 」(講談社選書メチエ)で 『対称性人類学』というサブタイトルをつけて、 ...

比良のログハウスで結婚式を挙げるまで その5・最終回(やり方じゃなく在り方)

2014-10-22 |

当日の朝、手伝ってくれる友人との打合せ。 ようやく当日にたどりつきました。 これまでの記事はこちら その1 なんのための結婚式? その2 会場えらび編 その3 会場づくり編 その4 橋本久仁彦さんという人

比良のログハウスで結婚式を挙げるまで その4(橋本久仁彦さんという人)

会場の机も手づくりでつくった これまでの記事はこちら その1 なんのための結婚式? その2 会場えらび編 その3 会場づくり編 会場を建てながら、(その3参照) ようやく式の具体的な話ができるようになり、 ぼくらは当日の内容を考えることになった...

「じぶんを見てない相手」と「つながろうとするぼく」

2014-10-20 |

岐阜の友人の結婚式で撮った写真。 今回もやっぱり本文とは関係ありません。 つながりを持ち続けたくなることについて 以前書いた けど、継続して葛藤中。

いよいよ自宅の家づくり 図面の作成

ログ材を注文する会社に送る大まかな家の図面。 もっとも住みやすい配置を考えるのは、楽しい。 家づくりの記事を移したので、ついでに近況を。

セルフビルドでログハウスを建てた記録 を追加しました

2014-10-18 |

約半年ほどログハウスの建築に関わりました。 ホームページとブログとFacebookとTwitter、 これだけでも多いなーとおもっているのに、 ブログが2つもあるのはさすがに、、、ということで、 別のところで書いていたブログ を本ブログに統合しました。 家づ...

比良のログハウスで結婚式を挙げるまで その3 (会場づくりの編)

2014-10-17 |

ログハウスで一番見栄えのするログ積み。 前工程の基礎工事、後工程の屋根・床はり、 それ以外にも地味な作業は一杯ある。 前回まではこちら その1 なんのための結婚式? その2 会場えらび編 紆余曲折を経て、 会場づくりをすることになったぼくらは、 知り合いの...

21世紀の神話

2014-10-16 |

2012年8月立山にて撮影 ものすごく荒いですが、中沢新一の カイエ・ソバージュⅠ巻 ・ Ⅱ巻 (講談社選書メチエ)と、マーシャル・サーリンズの 「石器時代の経済学」 (法政大学出版局)を合わせて、紀元前の歴史を物語にしてみました。もうちょっと煮詰めたいですが、一旦でき...

「あなただけよ」の表とウラ

2014-10-15 |

週末に行った岐阜の友人の結婚会場。 本文とは関係ありません。 「あなたにしか頼めないことがある」 なんて言われると、ホロリと引き受けたくなる。 「あなたと一緒にいると落ち着くの」 なんて言われると、ホロリと真に受けたくなる。 ほんとうは相手にそんな気がなくて...

エンカウンターグループと円坐と仏教

2014-10-13 |

昨日に続き、こちらもイベントの案内文で書いた文章ですが、 今後もこの説明を使うことがありそうなので転載します。 この本の表紙の人がロジャースさん。 非構成的エンカウンターグループは、 アメリカのカール・ロジャースという心理学者がつくったものらしい。

円坐(エンカウンターグループ)と無縁の原理

2014-10-12 |

1年以上前に、初めて自分で円坐を開くときに書いた案内文。 かなり力を入れて書いてました。 網野善彦の代表的著書の一つ。 ここで解き明かされる無縁と円坐とに 通じ合うものがあるのを感じる。

比良のログハウスで結婚式を挙げるまで その2 (会場えらび編)

2014-10-11 |

よく行った散歩道から見える夕焼け。 その1 なんのための結婚式?  はこちら   考え過ぎともいえる、ながい議論を経て、 ようやくぼくらは会場を選ぶことになりました。

人と組織の物語

2014-10-10 |

たとえば、目の前に困っている人がいて、 食べものや教育、病気になったときの手当や 住む場所など、何かをあげる。 その人はよろこんでくれる。 うれしくて、そんなことを続けていくと、 ときどきその人から何かのお礼をもらったりする。

比良のログハウスで結婚式を挙げるまで その1(なんのための結婚式?) 

2014-10-09 |

ここにたどり着くまでの紆余曲折を書いていきます。 二人のなれそめとかじゃなく、会場とか準備について。 2014年の5月に 手づくりの結婚式 をしました。 多くの人が挙げる式とはぜんぜん違う形だったので、 「こだわりの結婚式ですね」と言われたりもしたけど、 ...

網野善彦と中沢新一に起こった継承の温かさ

2014-10-08 |

今読んでいる本。 とまらない。 ほぼ日刊イトイ新聞の 「はじめての中沢新一」 を 読んでから、中沢新一の本を乱読しています。

モノを減らして変わるライフスタイル (電子レンジを捨ててみた)

2014-10-07 |

レンジはいらないけど、七輪はほしい。 今の家では使えないから、引っ越したら。。 半年ほど前に電子レンジを捨てた。

じぶんは目的を達成するための手段なのか

2014-10-06 |

夏の徳島県上勝町に通る道 きのう、 「生きることが目的だ」 と言ってみたけど、 その言葉だけ聞くと、「命のためにはなんでもしまっせ」 みたいな響きがある。 そのフレーズで思い浮かぶのは 命乞いをしているシーンとか、 生きるために人の命を奪うシーン。

『ハンター×ハンター』を見てはじまった禅問答

2014-10-05 |

作者が1年以上続きを書かないこともあるので ちょっとでも続きを書いたらうれしくなるという、 へんな感覚にさせられる漫画。 実は、小さいころからマンガやアニメが好きで、 今でもいろいろ見ております。 なかでも「ハンター×ハンター」という漫画はお気に入りで、 ...

”同じこと”が多い=仲がよい、というわけじゃない

2014-10-03 |

フェンスワークスの面々。 ぼくのなかま。 だれかと違っていることを「こわい」と思うことがある。

いちばんうまくて安いコーヒーのつくり方

コーヒーの生豆。ピンキリだけど 100gで100円くらいから。 (以下2014.10.14 修正)購入に関しては 友人の 大谷さんがこちらで紹介しています 。

無かったことにはできない感情と大学生の話

2014-10-02 |

人があつまれば関係が生まれる 最近、大学関係の仕事をすることがあったので、 そこで考えたことをがあります。

人の話を”きく”ことが、実は覚悟のいることだという件について

2014-10-01 |

”きく”ことを学んだ非構成の場。 写真は2013年末の10日間の円坐の会場。 フリーランスという仕事柄、いろんな組織で一緒に働いたり、 内部の研修をしたり、会議にでたりしてきました。 そこで思うのは、「みんな全然人の話聞いてないなー。」 ということです。

石切 年の瀬の3泊4日円坐

クリスマス前の4日間。 今年、橋本久仁彦さんが大阪と奈良の県境、 石切に開いた新拠点で円坐をします。 大阪市内を一望できる山の上にある会場で坐り、 夜はスタッフ手づくりの料理を食べながら、 年末のひとときを過ごしたいと思います。 会場から見える展望。 大阪市内が見渡せます。...

”はたらく”と「傍(はた)」+「楽(らく)」の関係を疑う

2014-09-30 |

音楽を演奏できる人は、シンプルに ”傍を楽”にできる人だなぁ、と思う。 以前、組織に勤めていたときに、 「働く」とは”傍(はた)を楽(らく)にするもの” と聞いて、「おぉー、なるほど!名言だ」と丸ごと飲み込み、 それ以来、疲れた体でもうひと頑張りするときに思い出...

お金の”坐” 〜人間中心に生きる人のためのお金学〜

小林けんじ よりご案内 橋本久仁彦さんの円坐(エンカウンターグループ)に触れて、 ”きく”ことを、人生のいろんな場面でするようになった。 組織の中、依頼された仕事の中、友人の言葉、 国・行政との関わり、住むこと、食べること、暮らすこと、 いろんなところで、じーーっと、耳を澄まして...

「365日のシンプルライフ」にみる西洋人のアプローチの見事さ

2014-09-29 |

フィンランドの映画、だからかわかりませんが 何気ないシーンもオシャレ。さすが北欧。 映画「365日のシンプルライフ」を見てきました。 モノに囲まれた暮らしに疑問を持った主人公(監督)が、 ある日すべてのモノを倉庫にしまって、 ”一日ひとつだけ取りだしてよい” ...

集団的自衛権は全文を読んで議論しないと始まらない

2014-09-28 |

友人が働いているNPOが発行する雑誌。ウォロ。 8・9月号に集団的自衛権の話が載っている。 7月に閣議決定があった”集団的自衛権の行使”について。 あんまり詳しくなかったので、いろいろ調べたり、 閣議決定全文 も読んでみました。。。 読んでる人からしたら「当た...

テレビや炊飯器を捨てることで発見できる暮らしのデザイン

2014-09-27 |

岐阜の友人の家にある土鍋。 彼もこれでごはんを炊いている。うまい。 ぼくのうちにはテレビがない。 10年くらいまえに、ひとり暮らしをしていた部屋がせまくて、 「テレビをなくしたらちょっと広くなるな」と思って捨てにいった。

いじめの構造は『さかなくん』の話を聞くとよく分かる

2014-09-26 |

徳島県上勝町の川で撮影したトンボ たしか内田樹さんの本だったとおもうけれど、 学校でのいじめ問題について、あの「さかなくん」が コメントをしていて、その内容が秀逸だということを言っていた。

「人は資源だ」といった瞬間に、人をゴミのように扱う可能性が出てくる

2014-09-25 |

いわゆる”すき家の乱”のニュースも興味深いニュースだった。 いわゆる”ブラック企業”についての報道をフェイスブックで目にした。

お金中心ではなく、ライフスタイル中心に暮らしをデザインすることの豊かさ

2014-09-24 |

最高に贅沢な昼寝。の図 昨日 のつづきでもあります。 お金中心ではなく、 自分のライフスタイルに合わせてお金との関わりを考えるようになると、 今まで常識だと思っていた考え方を見直して最適化していくことができる。

確実な収入を選ぶことと自分サイズの商売を生むのにかかる労力は同じ

2014-09-23 |

最近、地方に増えてきた釜焼きパンのお店。 彼らも生き方を模索して始めたのだろうか。 大谷さんのインタビュー で「いかに稼ぐかを考えている」と言った。 実際その通りなのだけど、今日ふと思いついたのは 今のぼくが組織につとめるにせよ、自分で仕事をつくるにせよ、 ...

宗教でもNPOでも組織が効率を求めるときに起こる人間疎外

岐阜県恵那市の仲間と一緒に行った神社。 今は管理する人はいない、無人の神社。 大谷さんのインタビュー でも言ったことだけど、 NPOならミッション、宗教なら信仰、というのは その組織を維持していくために最も重要なことのひとつだろう。

『圧倒的な非対称』な世界で目の前の人を”きく”

2014-09-17 |

中沢新一さんの「緑の資本論」に集録されている 「圧倒的な非対称」を久しぶりに読んで、 あらためて自分が、世界と貨幣について興味をもったことをふりかえる。 僕の実家の蔵。この夏解体して今はもうない。 本文とは関係ない。

フェンスの対話 

2014-09-01 |

橋本久仁彦さんが以前にやっていた「縁坐村塾」。 平日の夜に、開始時間になったら橋本さんが問わず語りに話をして、 あっというまの3時間という催しだった。 そのとき集まった人によって、縁坐舞台をしてみたり、 いつのまにか円坐(エンカウンターグループ)のようになったり、 面白くて、けっ...

fence works 〜 Night Party ! 〜 vol4

2014-08-22 |

これで4回目となる夜のパーティのご案内です。 前回のパーティでは、パイナップルやパッションフルーツ 、 ミミガーなどなど、沖縄のお土産がずらりと並んでいまし た。 2ヶ月に一回程度開かれるこの集まりでは、 特別なおもてなしがあるわけではありませんが、 ただ、訪れた人...

fence works 〜 Night Party ! 〜 vol3

2014-06-12 |

こんにちは。小林けんじです。 「fence works 〜 Night Party ! 〜」早くも3回目となります。 今回は初めて平日の夜の開催となります。 前回、屋台によくある飲み物を冷やすための発泡スチロールを 用意しまいた。だんだんと暑くなってきたこのごろ、 スタジオCAV...

「手づくりで建てたログハウス」と「結婚式の意味」

2014-06-03 |

( ドーナツ・ラボ 新聞 vol.10 掲載記事)   報告会前の散髪の様子。知っている人に髪を 切っているのを見られるのは恥ずかしい。   いきなりですが僕は、去る5月3日、親族や仲間に集まっていただき結婚報告の機会を持ちました。...

草刈り

2014-06-01 |

今日は次の建築予定地(今度は自分の家を建てます)の草刈りをしました。 半分以上、以前基礎の穴掘りのときにご一緒した吉田さんに していただきました。 すっきり。 夏が終わるまでにもう一度位、刈ったほうがいいかも。